年別アーカイブ: 2018年

紅葉狩り

先日、高尾山(東京都八王子市)へ紅葉狩りへ行きました。
高尾山は、2007年に「ミシュラン・ボワイヤジェ・プラティック・ジャポン」で三ツ星に認定されており、登山者数が毎年300万人を超える「世界一登山者数が多い山」だそうです。
11月末では紅葉も終わっているのではないかと、あまり期待はしていなかったのですが、まだまだ紅葉が綺麗で、特に麓は鮮やかに赤く色づいていて圧巻の景色でした。
勇ましい天狗像のある「高尾山薬王院有喜寺」で参拝をしての下山時、ケーブルカーを利用するつもりでしたが、平日とはいえかなりの乗車待ちの列ができていたので、乗車待ちが1人もいなかったリフトで降りることにしました。
ウィンタースポーツ時のリフト利用は基本登りの時のみですから、下山時のリフト利用は初体験だと乗ってから思いましたが、時すでに遅し。。。高尾山のリフトには落下防止のバーもなく、足がすくむほどの怖さでした。恐怖に怯える私とは反して、上がっていく人達は余裕の表情だったのですが、帰り乗るときは気をつけてと皆に伝えたい気持ちでした。皆様下りのリフトには要注意です。

11月中ほとんどコートいらずで過ごせましたが、木枯らし一号は東京では観測されなかったようですね。今週もまだ暖かい日が続く予報となっているので、もうしばらくらは紅葉を楽しむことができるかもしれませんね。
因みに私、木枯らし一号というのものが期間限定なものだということを今年初めて知りました。

落語を聴いて楽しむ(桃月庵白酒)

 先日、私が今贔屓の噺家「桃月庵白酒(とうげつあんはくしゅ)」師の独演会の後、お店で食事をしていたら偶然にもご本人がいらしてお目にかかることができました。大好きな噺家の落語を聴いた後の、まだ興奮冷めやらぬうちに出会えたという最高の出来事でした。残念ながら一緒に撮ってもらった写真の師匠は半目状態で、私も緊張からか異様な笑顔で表に出すことが出来ない代物となるという、最高の後の残念というおまけつきに関しては次回リベンジを期待するとして、そんな嬉しい出来事がありました。

 私のデスクには、以前手に入れた「いいかげん」と書かれた師匠のサイン色紙を挟んでおりますが、この言葉がとてもよく合う噺家でして、この「好い加減」は「適度な程よい加減」を言っているのか、「不徹底であったり投げやりで無責任」なことを言っているのか時々考えますが、どちらにせよピリピリとした気持ちの時に眺めると、少し肩の力を抜くことが出来る心強い味方となっております。

 落語協会に所属する師匠の前座名は「五街道はたご」で、二つ目で「五街道喜助」となり、2005年真打昇進で「桃月庵白酒」となりました。弟子入りした師匠は「五街道雲助」師で、28年度に紫綬褒章を受章された立派な噺家。東京倉庫協会では平成6年の年末全体会に出演していただいたことがあります。

 当日の演目は「真田小僧」「百川(ももかわ)」「らくだ」でした。「らくだ」については立川談春さんの噺を記事にした時に書いているので、落語通からは批判を受けそうですが今回は「百川」を私なりにあらすじを簡単にご紹介いたしますと…

 「日本橋浮世小路の料亭「百川」の抱人(従業員)となった百兵衛という実直な田舎者が、そのなまりの強い言葉によって、聞き手が勘違いをし、いくつかの騒動を繰り返します。最後に最初から最後まで沢山間違えたことを「抜け作」だと叱られた百兵衛が「抜けたのは一字だけだ」と反撃して終わるのが落ちです。」
 というのは、料亭でのひと騒動の後、百兵衛が客に使いを頼まれて三味線の名師匠を連れてこなければならなかったのですが、聞き手の勘違いにより連れてきたのは、三味線の師匠と同じ町内の似た名前の名医という大きな間違いをおかしたのですが、三味線の名師匠は「かめもじ」という名で、名医は「かもじ」という名の一文字抜けただけだったから、百兵衛にとっての間違いはそこだけだったということなのでしょうね。
 ネタの面白さもありますが、白酒の演じる百兵衛の出身地不明の謎の方言に惑わされ勘違いして騒動起こす客の若い衆等の演技はこの人に勝てる人はいないのではないかと思うくらい滑稽だし、ネタのいじり方が彼独特で終始笑わせてくれました。

古典落語を壊してしまうことなく現代向けの面白さを取り入れており、時々私にはわからないような高尚な時事ネタ等も交えるところも、幅広い年代にうける落語だと思います。ネタに入る前の結構長めの「まくら」も聞きどころです。 好きな噺家の好みは分かれるところなのですが、私にとって今一押しの噺家です。(東倉協小杉)

サイン色紙「いいかげん」※私に向けて書いてくれた言葉ではありませんよ

グリーンリボンランニングフェスティバル

10月8日(月・祝)駒沢オリンピック陸上競技場で開催された「グリーンリボンランニングフェスティバル」にクラッ・クラーズのレギュラーメンバー5名と、有志参加者5名の総勢10名で参加して参りました。
前日は台風の暖かい空気や日差し、フェーン現象も加わり、8月猛暑をぶり返したような異常な暑さでしたが、大会当日は前日より10度程度低く、走るのに絶好な気候でした。
今回の大会は、臓器移植を受けた方をはじめ、障害者の方や一般ランナーの方が共に参加し、走る喜びを共に分かち合うイベントということで、伴走者を付けてのランナーも多数走られておりました。
今回私達が参加した競技種目は「42.195キロリレー」で、2~10名のメンバーで周回約2.4キロを18周する種目です。
当大会同種目1位の記録は、走者3名の2時間22分38秒のチームでした。そして私達の結果は3時間39分22秒のなんとサブフォー!楽しむのが最優先のクラッ・クラーズですのでとっても素晴らしい結果です。
前日のシカゴマラソンで、大迫傑選手が2時間5分50秒で日本新記録を更新したそうですが、改めてその驚異的な運動能力に感心いたします。
この大会は、走るのは公園の中で気持ち良かったですし、次走者待機や応援、観戦もしやすい環境だったので、次回も是非参加したいと思いました。

今後も走る仲間を増やして楽しみたいと思いますので、普段ランニングを楽しんでいる方は勿論、健康の為に走り始めようかなと思った方、大会だけ出てみたい、応援だけしたい等々、きっかけや目的はなんでもかまいませんので、ご興味あればお気軽にお声掛け下さい。

競技スタート前に、ドナー(臓器提供者)への感謝の気持ちを込めて、参加者のみんなで風船を飛ばす「バルーンセレモニー」がありました。

MINIATURE LIFE展

先日、日本橋高島屋で9月12日から23日まで開催していた、ミニチュア写真家・田中達也氏の「MINIATURE LIFE展 田中達也 見立ての世界」展へ行ってきました。
田中氏は、2017年NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」のオープニングのタイトルバックを手掛けた方で、オープニングではサザンオールスターズが歌う「若い広場」に乗せて、昭和時代の雑貨や食べ物をミニチュア人形の視点で見た別の物に見立てたジオラマによってドラマの世界を上手く表現されておりました。

今回の作品展では、例えば「ブラシ=稲穂」「ホチキスの芯=高層ビル」「分厚い辞書から飛び出る付箋=ボルダリングのホールド」のように、見立てたものでミニチュア人形が生活したり遊んでいる様子の作品とその写真が展示されておりました。
その普通と異なる視点で物を見られる感性と発想力に感心し、さらに作品タイトルにギャグが満載で、そのアイデアにもとても笑えました。
分厚い辞書の付箋でボルダリングしている作品のタイトルは「問題の解き方は人それぞれ」です。
写真は大きいものもあるのですが、展示されている作品実物のミニチュア人形はとても小さく、皆で頭を突き合わせるように小さい世界を覗き込むような様子もちょっと面白かったです。作品によっては、上から眺めるより展示台の前にしゃがみ作品を下から見ることで、少しだけ自分が小さくなって、ミニチュア人形に同調できる感じがし更に楽しめました。
この個展は、全ての作品の撮影が可能でSNS等への掲載OKということでした。

子どもの頃にお砂糖一掴みを蟻の巣のそばにおいて、蟻が運んでいる様子を眺めながら、私にとっては小さなお砂糖粒なのに、蟻には両手で抱えなければならないほど巨大な塊となっているのを見て、「小さいとお得だな」としか思わなかった私ですが、田中氏の夢のある作品を観て純粋に感心しミニチュアの世界を楽しめました。

 

 

田中氏は、[ミニチュアカレンダーへ毎日作品を掲載しておられます。くすっと笑える作品に楽しく癒されます。
MINIATURE CALENDAR

台徳院殿霊廟模型

先日、港区芝公園の増上寺宝物展示室で、英国ロイヤルコレクションである「(たいとくいんでんれいびょうもけい)」を見てきました。
増上寺は徳川家の菩提寺で、「台徳院殿霊廟」は1632年に二代秀忠公の御霊屋として境内に造営され、1930年に国宝指定されたのですが1945年の戦火により焼失してしまいました。

実物の1/10のスケールの「台徳院殿霊廟模型」は1910年にロンドンで開催された「日英博覧会」に東京市の展示物として出品され、そのまま英国王室へ贈呈され数年公開された後解体し、英国の倉庫に保管されておりました。
時が流れ、2014年に田園の倉庫内に保管されているものが台徳院殿霊廟の模型ということを建築史学者により改めて認識されて、日本に渡り修復され、英国より日本への長期貸与が実現したことで2015年から増上寺宝物展示室にて展示されております。

戦火で焼失してしまったことはとても残念に思いますが、細部にわたりとても精巧に作られているこの模型を見ることで、当時の霊廟の壮麗なことがうかがえます。
因みに1617年に創建された日光東照宮は、この台徳院殿霊廟のプロトタイプとのことです。

この模型自体も国宝級との評価もあり、日本に戻ってきての展示はとても嬉しく思います。貸与期間を終えた際には、是非海外で展示し当時からの日本の技術の素晴らしさを広く知ってほしいと思いました。

増上寺

台風の名前

先日、8日から9日にかけて関東地方に被害をもたらした台風13号は「サンサン」という正式名称がついておりました。台風の名前は誰が付けるのかと調べてみたら、気象庁のホームページに「台風の番号の付け方と命名の方法」が記載されていました。
それによると、毎年1月1日以後、最も早く発生した台風を「第1号」とするとあり、名前については、1999年まではアメリカが命名したものを使用し、2000年以降は日本を含む14カ国が加盟する台風委員会が、それぞれから10個名前を提出してもらい作成した140個の名前リストから順番に用いるとありました。台風の年間平均発生数は25.6個で、およそ5年間で一巡とありますが、大きな災害をもたらした台風の名前についてはそれ以降は用いず、新たな名前がそこに設定されるそうです。
日本が登録した10個の名前は「テンビン、ヤギ、ウサギ、カジキ、カンムリ、クジラ、コグマ、コンパス、トカゲ、ハト」というように、全て星座からとったそうで、台風の影響を一番受ける船舶の運航に大きな役割を果たしているということで星座から選ばれたということです。
あくまでも北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風についてのことですが、毎回台風の発生時に新規の名前を付けていると思っていたので、名前の使いまわしについてはとても意外でした。国内のメディアでは基本的には名前でなく「台風〇号」の番号を使い報じておりますが、140の名前を見てみると面白い名前もあります。

全国各地で豪雨による被害や災害が続いている状況で、台風の接近は多くの方が心配されることと思います。被災された方が早く安全、安心な生活を取り戻し、今後新たな被害が起きないことを祈るばかりです。

気象庁:台風の番号の付け方と命名の方法

画期的な舞台「IHIステージアラウンド東京」

2017年3月に豊洲にオープンした「IHIステージアラウンド東京」にて、宮藤官九郎演出、「メタルマクベス」を観劇してきました。このステージは、中央に360度回転する約80tの観客席(1300席が満席状態の場合)があり、その周りを半分スクリーンとステージで囲んである画期的なものとなっております。半分スクリーンというのは、緞帳が横に開閉するスクリーンになっているというイメージで、実物のような映像が音と同期して目の前で展開され、今までのように役者の後ろでの映像にとどまらず、投射されたCG映像が役者同様に目の前で演出をしているような感じです。
通常のステージとは異なり、上演中のメイン舞台の両サイドの見えていない舞台上で準備が全て整えられるので、公演中の間がなく演出がテンポ良く続いていきます。時には二つの舞台を並べて見せることで、別の場面を同時に上演したりもできます。

ここでの観劇は今回二度目となるのですが、前回観た劇団☆新幹線による「髑髏城の7人(花)」の舞台回転数は26回だそうで、その「花」から髑髏城シリーズは「鳥」「風」「月」「極」と合計5シリーズが続いて上演されておりましたが、回転数はどんどん増えて「極」は44回だったそうです。

作品として言えば「メタルマクベス」は、2006年に劇団☆新感線と宮藤官九郎が挑んだ初めてのシェイクスピア作品で、ロックバンドが劇中で生演奏する、音楽に特化したスタイルで上演されたものだそうで、今回、演出家のいのうえひでのりさんが、近未来の『マッドマックス』の世界観でと希望され、そのリクエストに宮藤官九郎さんが応えてアレンジし、今回初演から12年の時を経て、この豊洲の異色舞台で上演されることとなったそうです。3シリーズで、3組のキャスト&新演出により年末まで上演される予定です。

この「IHIステージアラウンド東京」での舞台は、役者の皆様の長時間の白熱した演技とダンス・歌に加え、舞台装置と映像・音の駆使された技術力を伴い、かなり見る価値の高いものだと思います。因みに上演時間は、20分の休憩を間に挟みますが約3時間半でした

隅田川花火大会

「隅田川花火大会」は、私の家からも眺めることも出来、子供の頃から略毎年見に出かけています。
今年は、台風の接近に伴い一日延期の7/29(日)に開催されましたが、当日は天気の心配なく無事開催されて、大勢の人が楽しめたようです。
全国では、延期でなく中止となった花火大会もあったようですが、中止となった場合の花火玉は、他の大会に回す場合もあるそうですが、基本は廃棄処分だそうです。
作品一つ一つに職人の思いを込めて作成された花火玉は、打ち上げられて初めて作品として認められます。仕方ないとはいえ、見てもらうことも出来ずに廃棄とは、とても悲しい話しですね。

夏の風物詩である花火、まだまだ各地で開催予定もあるので、無事に開催して皆が楽しめることを願っております。

星の王子さま

先日、箱根の「星の王子さまミュージアム」へ行ってきました。
「星の王子さま」は、フランス人作家「アントワーヌ・ド・サン=デクジュペリ」の代表作品といえる児童向けの小説であり、1943年に出版されてから現在も世界中で翻訳され続けているロングセラー本です。
ミュージアムでは、作品である「星の王子さま」の内容説明もありますが、作者であるサン=テグジュペリについての生い立ちや経歴等を映像で説明したり、写真や作品で紹介したりと、作者のことを知ることで作品が出来上がるまでがわかる展示となっていました。

著者サン=デクジュペリはパイロットで、1944年7月31日の第二次世界大戦中、地中海上空を偵察中に行方不明となっていましたが、2000年5月にマルセイユ沖で、彼が搭乗していた機体の残骸が確認され、2003年になり海底から引き上げることで、彼の偵察機だと断定されたそうです。更に、2008年3月に撃墜した者の証言が公開され、その撃墜者もサン=テグジュペリ作品の愛読者だそうで、彼だと知っていたら撃たなかったと自責の念で長く辛い日々を過ごしていたということです。

「星の王子さま」で登場する王子さまは、6つの星を旅して出会ってきた人々のことを、地球の主人公の「ぼく」に語ります。其々の星で出会った人々は「王様、うぬぼれ男、呑み助、実業家、点灯夫、地理学者」ですが、その解釈としては、「権力、人気、快楽、財力、労働、学問」の6つに溺れている人々を表しているということです。
そして、7番目の星である「地球」に来て、自分の本当に知りたかった大切なことを学び、星に帰るというお話しです。
一つの経験や知識からだけで物事を判断してそれが絶対だと思うのでなく、少し視野を広げて人の話に耳を傾けることで、大切なことがみえてくるかもしれないと思いました。
哲学的で学ぶべきことが多く、名言も多いと言われている「星の王子さま」は、初めての人は勿論、昔読んだことがある人も読み返し、自分の好きな言葉を見つけるのも楽しいかもしれません。 (東倉協 小杉)

 

実用的ではないけれど素敵なお土産のボールペン

東京03の「不自然体」

人生で初めて、落語以外のお笑いライブへ行きました。
「人力舎」に所属する「東京03」という男性3人グループの「第20回東京03単独公演『不自然体』 」という新国立劇場中劇場での公演です。

偏見かもしれませんが、コントをこんな立派な場所で行うということにも驚きましたが、VTR映像と音楽も融合させて上手く構成されており、面白いのは勿論ですが、一言で感想を言うとしたら「お洒落!!」でした。
お笑いのコントですが、舞台上では台詞以外のトークがなかったことや、明転→コント→暗転→VTR映像→明転→コント→暗転→VTR映像→、、、、というサイクルで、無駄な音や動きがなくテンポよく演出されていたことと、会場との相乗効果もあり、観劇的な印象が強かったです。

今回、彼らの感性を自由に発揮できる単独公演だからこそ、時間・空間に制約のあるテレビでネタを披露している時の東京03とは異なる、新たな一面を見知ることができました。
彼等のコントは、日常生活に起きうる誰もが経験したことのある出来事に、ちょっとだけ普遍的なことが加わって、それを大袈裟にボケて突っ込むというようなコント。「そういうことある」「そういう人いる」と思った後に、私なら出来なかったリアクションを、過剰なまでに反応を示して一人で空回りするボケや突っ込みが面白いです。
ネタごとに3人で様々な役を転じて熟し、ずっと笑いっぱなしの2時間でした。

因みに、自然体とは「身構えたり、先入観をもったりしないあるがままの態度(大辞林 第三版より)」とありますが、「不自然体」という言葉はないようです。
いつでも自然体でいられればストレス無しで楽に過ごせるのでしょうけれど、自然体でいられない人もいてお互いの感性の違いで軋轢が生じる。けれど最終的には笑いで収まる。そうありたいと思いました。