日別アーカイブ: 2018年7月9日

東京03の「不自然体」

人生で初めて、落語以外のお笑いライブへ行きました。
「人力舎」に所属する「東京03」という男性3人グループの「第20回東京03単独公演『不自然体』 」という新国立劇場中劇場での公演です。

偏見かもしれませんが、コントをこんな立派な場所で行うということにも驚きましたが、VTR映像と音楽も融合させて上手く構成されており、面白いのは勿論ですが、一言で感想を言うとしたら「お洒落!!」でした。
お笑いのコントですが、舞台上では台詞以外のトークがなかったことや、明転→コント→暗転→VTR映像→明転→コント→暗転→VTR映像→、、、、というサイクルで、無駄な音や動きがなくテンポよく演出されていたことと、会場との相乗効果もあり、観劇的な印象が強かったです。

今回、彼らの感性を自由に発揮できる単独公演だからこそ、時間・空間に制約のあるテレビでネタを披露している時の東京03とは異なる、新たな一面を見知ることができました。
彼等のコントは、日常生活に起きうる誰もが経験したことのある出来事に、ちょっとだけ普遍的なことが加わって、それを大袈裟にボケて突っ込むというようなコント。「そういうことある」「そういう人いる」と思った後に、私なら出来なかったリアクションを、過剰なまでに反応を示して一人で空回りするボケや突っ込みが面白いです。
ネタごとに3人で様々な役を転じて熟し、ずっと笑いっぱなしの2時間でした。

因みに、自然体とは「身構えたり、先入観をもったりしないあるがままの態度(大辞林 第三版より)」とありますが、「不自然体」という言葉はないようです。
いつでも自然体でいられればストレス無しで楽に過ごせるのでしょうけれど、自然体でいられない人もいてお互いの感性の違いで軋轢が生じる。けれど最終的には笑いで収まる。そうありたいと思いました。