日別アーカイブ: 2018年8月6日

画期的な舞台「IHIステージアラウンド東京」

2017年3月に豊洲にオープンした「IHIステージアラウンド東京」にて、宮藤官九郎演出、「メタルマクベス」を観劇してきました。このステージは、中央に360度回転する約80tの観客席(1300席が満席状態の場合)があり、その周りを半分スクリーンとステージで囲んである画期的なものとなっております。半分スクリーンというのは、緞帳が横に開閉するスクリーンになっているというイメージで、実物のような映像が音と同期して目の前で展開され、今までのように役者の後ろでの映像にとどまらず、投射されたCG映像が役者同様に目の前で演出をしているような感じです。
通常のステージとは異なり、上演中のメイン舞台の両サイドの見えていない舞台上で準備が全て整えられるので、公演中の間がなく演出がテンポ良く続いていきます。時には二つの舞台を並べて見せることで、別の場面を同時に上演したりもできます。

ここでの観劇は今回二度目となるのですが、前回観た劇団☆新幹線による「髑髏城の7人(花)」の舞台回転数は26回だそうで、その「花」から髑髏城シリーズは「鳥」「風」「月」「極」と合計5シリーズが続いて上演されておりましたが、回転数はどんどん増えて「極」は44回だったそうです。

作品として言えば「メタルマクベス」は、2006年に劇団☆新感線と宮藤官九郎が挑んだ初めてのシェイクスピア作品で、ロックバンドが劇中で生演奏する、音楽に特化したスタイルで上演されたものだそうで、今回、演出家のいのうえひでのりさんが、近未来の『マッドマックス』の世界観でと希望され、そのリクエストに宮藤官九郎さんが応えてアレンジし、今回初演から12年の時を経て、この豊洲の異色舞台で上演されることとなったそうです。3シリーズで、3組のキャスト&新演出により年末まで上演される予定です。

この「IHIステージアラウンド東京」での舞台は、役者の皆様の長時間の白熱した演技とダンス・歌に加え、舞台装置と映像・音の駆使された技術力を伴い、かなり見る価値の高いものだと思います。因みに上演時間は、20分の休憩を間に挟みますが約3時間半でした