月別アーカイブ: 2018年7月

星の王子さま

先日、箱根の「星の王子さまミュージアム」へ行ってきました。
「星の王子さま」は、フランス人作家「アントワーヌ・ド・サン=デクジュペリ」の代表作品といえる児童向けの小説であり、1943年に出版されてから現在も世界中で翻訳され続けているロングセラー本です。
ミュージアムでは、作品である「星の王子さま」の内容説明もありますが、作者であるサン=テグジュペリについての生い立ちや経歴等を映像で説明したり、写真や作品で紹介したりと、作者のことを知ることで作品が出来上がるまでがわかる展示となっていました。

著者サン=デクジュペリはパイロットで、1944年7月31日の第二次世界大戦中、地中海上空を偵察中に行方不明となっていましたが、2000年5月にマルセイユ沖で、彼が搭乗していた機体の残骸が確認され、2003年になり海底から引き上げることで、彼の偵察機だと断定されたそうです。更に、2008年3月に撃墜した者の証言が公開され、その撃墜者もサン=テグジュペリ作品の愛読者だそうで、彼だと知っていたら撃たなかったと自責の念で長く辛い日々を過ごしていたということです。

「星の王子さま」で登場する王子さまは、6つの星を旅して出会ってきた人々のことを、地球の主人公の「ぼく」に語ります。其々の星で出会った人々は「王様、うぬぼれ男、呑み助、実業家、点灯夫、地理学者」ですが、その解釈としては、「権力、人気、快楽、財力、労働、学問」の6つに溺れている人々を表しているということです。
そして、7番目の星である「地球」に来て、自分の本当に知りたかった大切なことを学び、星に帰るというお話しです。
一つの経験や知識からだけで物事を判断してそれが絶対だと思うのでなく、少し視野を広げて人の話に耳を傾けることで、大切なことがみえてくるかもしれないと思いました。
哲学的で学ぶべきことが多く、名言も多いと言われている「星の王子さま」は、初めての人は勿論、昔読んだことがある人も読み返し、自分の好きな言葉を見つけるのも楽しいかもしれません。 (東倉協 小杉)

 

実用的ではないけれど素敵なお土産のボールペン

東京03の「不自然体」

人生で初めて、落語以外のお笑いライブへ行きました。
「人力舎」に所属する「東京03」という男性3人グループの「第20回東京03単独公演『不自然体』 」という新国立劇場中劇場での公演です。

偏見かもしれませんが、コントをこんな立派な場所で行うということにも驚きましたが、VTR映像と音楽も融合させて上手く構成されており、面白いのは勿論ですが、一言で感想を言うとしたら「お洒落!!」でした。
お笑いのコントですが、舞台上では台詞以外のトークがなかったことや、明転→コント→暗転→VTR映像→明転→コント→暗転→VTR映像→、、、、というサイクルで、無駄な音や動きがなくテンポよく演出されていたことと、会場との相乗効果もあり、観劇的な印象が強かったです。

今回、彼らの感性を自由に発揮できる単独公演だからこそ、時間・空間に制約のあるテレビでネタを披露している時の東京03とは異なる、新たな一面を見知ることができました。
彼等のコントは、日常生活に起きうる誰もが経験したことのある出来事に、ちょっとだけ普遍的なことが加わって、それを大袈裟にボケて突っ込むというようなコント。「そういうことある」「そういう人いる」と思った後に、私なら出来なかったリアクションを、過剰なまでに反応を示して一人で空回りするボケや突っ込みが面白いです。
ネタごとに3人で様々な役を転じて熟し、ずっと笑いっぱなしの2時間でした。

因みに、自然体とは「身構えたり、先入観をもったりしないあるがままの態度(大辞林 第三版より)」とありますが、「不自然体」という言葉はないようです。
いつでも自然体でいられればストレス無しで楽に過ごせるのでしょうけれど、自然体でいられない人もいてお互いの感性の違いで軋轢が生じる。けれど最終的には笑いで収まる。そうありたいと思いました。(東倉協 小杉)

境界のないアート空間

6月21日(木)にOPENした、森ビル株式会社とチームラボが共同で運営する「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」ミュージアムへ行ってきました。

このミュージアムは、10,000㎡の空間を5世界で構成されており、内部の見取り図等事前に与えられる情報もなく、順路も定められておらず、個々で自由に歩き回れるようになっております。
“Borderless”というコンセプトを体感できるように、展示作品に境界がなく、作品は部屋から出て通路を移動したり、他の作品とコミュニケーションしたり、ときには他の作品と融合するということですが、巨大な迷路か森の中に迷い込んだような印象を受けました。
デジタルを駆使した光アートで幻想的な空間を演出し、光の中で座ったり寝転んだりと皆思いのまま自由に楽しむスタイルの新しいエンターテイメントな空間となっており、癒しの為、楽しむ為、撮影の為等、様々な違う目的で楽しめる場所だと思います。
「運動の森」という体を動かして遊べる場所もありますし、また、作品の光に触れると、色の変化や、映像の展開と様々な不思議なことが起きたりするのですが、説明書もないので兎に角触って試して発見するという、好奇心旺盛な子供も楽しめる施設だと思います。

日本を代表するクリエーター集団の1つであるチームラボが提供するこのミュージアムは、常設施設ということですので、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。(東倉協 小杉)

MORI Building DIGITAL ART MUSEUM EPSON teamLab Borderless

追記(7月9日):2018年7月7日(土)に豊洲に「teamLab Planets TOKYO DMM.com」もオープンしました。